一度ザラとフレイを双子にしてみたかったんです・・・。なんか顔の濃さが似てる気がしたので(ぇ まず出会い編のフレイ視点から。 途中の狂ったザラはまたもや深夜のノリで書いてるんで変態度極まってます。ギャグ一直線なんで・・・冷静で知的なザラがお好みの方はバックしたほうがいいです(笑 多分このシリーズではアスランが乙女度全開でいくので・・・。
タイトルの通り出会いの話なんで設定の一年前です。Aだからアスランバージョンフレイ視点。次はもちろんカガリバージョンで、キラ視点です☆ この話では白いアスカガ基調に、なかなかくっつかなくてイライラする周りの人達を楽しんで書いていこうと思います♪
もうほとんどギャグ路線になると思うので、キャラが崩れすぎないよう気をつけたい・・・(もう遅いって 笑
「おい!!フレイ!!今日、彼女と一緒にいただろう!?」 「うるさいわねぇ〜・・・帰りの時間が重なっただけで別に一緒に帰ったわけじゃあないわよ!!」 「なんでそこで、話しかけるとかしないんだ!!」 「だったらアスランがすればよかったでしょう。こそこそ電柱の後ろから覗いてないで」 「なっ!気づいてたのか!!?////// まさか彼女も!?おい、フレイ!!」 「あぁ!もう!!面倒くさいわね!!!」
―――昔からとりわけ仲の良い姉弟ではなかったが、こんなことになったのは約一年ほど前にさかのぼる。
迷惑な彼らの出会いA 〜フレイの場合
フレイ・ザラは昔からオシャレや美を追求することが大好きだった。その成果はもちろんあって中学の時は引く手あまたの告白ラッシュ。そんな彼女が、制服や通う女子が可愛いと評判のオーブ女子高等学校に入学を決めたのは自然の流れというものである。 対して、その半身であるアスラン・ザラは昔から成績もよく、最新のプログラミング設備があるという進学校ザフト高校に入学したのもまた、自然な流れであった。
この2校は校舎こそ違えど、場所は目と鼻の先の兄弟校。学校が終われば校門先で顔を付き合わせることもしばしばあるせいか今までとなんら変わりのない日常を送っていた2人。
しかし、一学期も半ばの頃・・・双子の片割れであるアスランに重大な変化の時がきた。
――――――――――――――
「ただいまぁ〜。ねぇ、アスランいる?さっき道でイザークに会ってアンタにこのノートを渡してほしいって・・・・いないのかしら?」 いつもなら既に学校から帰っているはずの時間。しかし返事がないので、めずらしく出かけているのかと不思議に思いながらリビングのドアを開けるとそこには・・・ 「・・・・・・・・アスラン・・・何してるの?」
リビングの床いっぱいになるほどの大量のマイクロユニットを作成しているアスランがいた。その横顔は見たこともないくらい真っ赤に染まり、おそろしいほどに汗をかいている。頭は蒸気を発していて、虚ろな瞳で何度も何度も「そんなはずない・・・いや、でも・・・」などと、ぶつぶつつぶやいていた。 はっきり言って気持ち悪い。もの凄く不気味な半身の姿にフレイは完全に退き気味だったが、そこは昔からの姉弟仲だ・・・アスランが大量のマイクロユニットを制作する時は、いつも何かに真剣に悩んでいる時だと分かっている・・・。 ここは家の安全のためにも、自分がしっかり話を聞かなければ!・・・と、フレイは床の制作物をゆっくり避けながら、アスランの肩を叩いて声をかける。
「アスラン!!ちょっと・・・・・・」 「うわぁあああああああああああ!!!!!!」 肩にフレイの手が触れた瞬間、アスランは壮絶な叫び声を上げて頭からは爆発しそうなほど湯気が出た。 「・・・・・・・・・びっくりしたぁ〜・・・。ちょっと、一体何なのよアスラン!!これは何事なの!?」 「あっ・・あ、フレイ・・・か、いや・・・そのこれは・・あの。」 目がうろうろしていて、どんどんと顔の色が赤く染まるのがアスランの動揺が最高潮であることを教えてくれる。 「アンタが何かに悩んでるのは分かるのよ!一体何があったのか・・・!それだけ簡潔に話してみなさいよ。」 「その、だな・・・・いや、でもそんなはずなくて・・・・俺は・・・////」 頭を片手でくしゃくしゃと掻き回し、もう1つの手は硬く拳を握る。いったい何がそんなはずはないのだろうか・・・?フレイはジッと、悩むアスランの様子を観察すると唐突に事実に気づき叫び声をあげる。
「アンタ・・・・好きな人できたのぉ!!?」
その瞬間、アスランは床から飛び上がりその端正な顔をありえないほど真っ赤に染め上げた。 「な!!ななななななな!!!!!何!を・・・言って!!なっ何が!!!//////////」 その同様ぶりはフレイの予想が大正解であることを示す。流石は双子といったところか・・・フレイは自身の勘が冴えていたことと、今まで色恋沙汰にはまるで興味を示さなかった片割れがついに恋を知る事になったことへの驚きでとおもしろさで、ニヤリと笑った。 「何よ。本当にそうなの・・・へぇ〜真っ赤になっちゃって・・・もしかして一目惚れぇ〜?」 からかうように顔を近づけてクスクスと笑うと、赤い顔はそのままにアスランは少しむっとした顔になる。 「べ、別にそういうことじゃないさ。ただ、今日・・・・」 「今日?」
ぽつぽつと気まずそうに話しはじめたアスラン。 途中、恥ずかしさに耐えられなくなったのか叫び声をあげてはフレイに叩かれるを繰り返し、ようやく全ての情報を報告し終えるとアスランは憔悴仕切った様子でその場に伏せてしまった。
「まとめて簡潔に言うとぉ〜・・・・ようは急停止したバスの中でバランスをくずして寄りかかってきた子に一目惚れしちゃったわけなのね?」 「だっ!だから!!別にひと・・・一目惚れというわけでは!!」 「でもその時可愛いなって思ったんでしょう?」 「・・・・・・・・っ///////」 「それでその後ストーカーのごとく凝視し続けて、今の今まで彼女のことで悶々としてたんでしょう?」 「俺を変態みたいに言うな!!」 「アスラン・・・・・・・・・」 「な、何だ・・・・?」 フレイは途端に真剣な顔つきになると、腕を組みアスランに向き直る。その緊張感に思わずアスランも正座をしてフレイを真正面から窺った。しばしの沈黙の後、フレイはカッと目を開くとアスランを指差し断言した。
「それは完璧な一目惚れね!!アンタは彼女に恋をしたのよ!!」 「へ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
呆けた顔を見せるアスランにフレイはおかしくてたまらないという様子で吹き出すと、それで満足したのかスキップをしながらリビングを後にした。 「あっははははは!!あ〜おっかしい、アスランのあの顔!傑作だわぁ〜!!しかしあのアスランが一目惚れねぇ〜・・・」 昔からまるで人に対する興味というものが無かった片割れ。唯一いる2人の友人も言ってみれば幼なじみというやつで、アスラン個人に出来た友人は1人としていない。こと恋愛に関して言えば興味がない、必要ないといった感じで自身がおそろしくモテルという事実にも関心がなかったようだ。 フレイはそんな弟を人間不信なのかとほんの少し心配していた。しかし、そんな心配は不要だったらしいと安堵する。先ほどの動揺の仕方は尋常ではないが、あそこまで真っ赤になった顔など今まで見たことは無く、あのアスランをそこまでした相手とは誰なんだろう?と、フレイは少し興味を持った。 「まっ、あれでも私の片割れなんだから人を見る目は確かなハズだし・・・・・ん?」
ドドドドドドドドドドッ
たったいま出てきたリビングからものすごい振動音がしたかと思うと激しい音をたてて、そのドアが開く。激しすぎてほとんど半壊だ。ゆっくりとそこから出てきたのは若干目の据わった片割れアスランだ。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・え。何・・・・」 恐怖で額から浮き出た汗が、ツーと首筋まで伝うのが分かる。そのままアスランは視線をフレイに合わせて目を光らせてきたかと思うともの凄い勢いでフレイに迫る。 「フレイ!!」 「キャァーーーーーーーーーー!!!!!!!!なにぃ〜〜〜〜〜!!!!???」 つい恐怖と条件反射で逃げ出したフレイは一気に階段を駆け上がると自分の部屋に入って鍵を閉めようとする。しかし、そこは頭脳だけでなく運動能力にも秀でた秀才アスランはフレイが扉を閉める前に追いつくと、隙間に足を突っ込み無理やり開かせようと扉に手をかけた。
「イヤァ〜〜〜〜〜〜〜〜!!ごめんなさい!!一目惚れじゃないから!!からかっただけだから!!昨日のアンタの桃ゼリー食べたのも本当は私なのよ!謝るから許してぇ!!」 あまりの豹変振りにフレイはパニックになり、関係ないことまで謝り始める。しかし、そんなことはどうでもいいといった様子でアスランはさっきまでの虚ろな顔ではなくとても真剣な顔になった。
「彼女もオーブ女子の子だ!一緒にいた子がカガリって呼んでいた。・・・フレイ。」 「はいっ!」 「俺は彼女が好きだ・・・・・・・・・・・・・・・・。」
あまりにも真剣なアスランの様子にフレイは心の底から驚いてしまった。 ―――そうか、本当に好きなんだ。こんなアスラン見たことないもの・・・。
アスランはそう言い放つと恥ずかしくなってしまったのか、勢いをなくして扉から少し離れて顔を真っ赤にさせた。 「こんな気持ち初めてなんだ・・・。まだ、話した事もないって言うのに・・・」 そういって、彼女のことでも思い浮かべているのだろうか・・・優しく笑うアスランにフレイもまたふっ・・・と優しく笑いかけると―――
パタン、と可愛らしい音をたてて扉を閉めた。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。おい、フレイ。」 「何かしら?アスラン。」 扉越しにものすごい低音が響く。 「普通は“そう、同じ学校なの・・・じゃあ私が協力してあげる!”とかいうもんじゃないのか?」 「ついに私のモノマネまで・・・・恋は人を変えるって本当なのね〜。その調子なら大丈夫よ!!頑張ってアスラン!」 扉で見えないというのにガッツポーズで励ますフレイ。 「頑張ってじゃあないだろう!!協力しろ!!お前と同じ学年のリボンをしていたんだ!!名前ぐらい聞いた事ないのか!!?」 「ないわよ!まだ他クラスまで覚えてないもの。というか、そういうの面倒くさいわ。1人で頑張ってよ!」 「お前は慈悲の心がないのか!?俺が恥を忍んで頼んでるんだぞ?」 「男なんだからこそこそ情報集めないで、告白の1つでもしてみればいいでしょう!?」 「なっ!!・・・・・・・・・・そ、そそそそんなこと出来るわけがないだろう!?い、いいきなり告白って・・・・・!!////////」 扉越しにもじもじしている雰囲気が伝わってきて、フレイは頭を抱える。 ―――恋は人を変えるって・・・変わりすぎじゃない!!昨日馬鹿馬鹿しいって恋愛ドラマにけちつけてたのアンタでしょう!?そんな奴の初恋なんていちいち付き合ってられないわよ!! しかしそんなフレイの心中などまるで知る由もないアスランは、母親が仕事から帰ってくる夜十時まで、しつこくフレイに協力を要請し続けたのだった。
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そして約一年後・・・。 「ちょっと・・・いじけないでようっとうしい・・・」 目の前でソファに沈み込むアスランに、フレイはあきらめたように大きなため息をついた。 「今度の合同体育の時にちょっと話しかけてみるわよ・・・・・それでいいでしょ?」 アスランは16年間一度も見せたことのないような笑顔で喜びをみせると、 「今フレイの好きなアイス買ってきてやるからな!!!」 と言って財布を持ち、家を飛び出した。 「・・・・・・・・・・・・・・・ちっ・・・やっぱり、やめておけばよかったわ・・・」 再び大きなため息をつくと、フレイはのそのそと自室に戻りおもむろに携帯を取ってかけた。 「もしもし、キラ?ちょっと・・・・・・・アイスが戻ってくる前に後悔させてくれないかしら・・・」
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