密着した肌の合間を、じとりとした感覚が走るのにカガリは眉を寄せた。
激しい感覚の中にいた時は気づきもしなかったが、よく考えると南国気質のこの国で熱の高まった身体が密着していれば吹き出る汗を止めることができないことなど道理だろう。
「アスラン・・・ちょっと、ごめん・・・」
息も荒く、相手の背に回していた手を同じようにじとりと汗ばんだ胸板に持っていくと、なけなしの体力を使って引き剥がすように力をこめた。
「・・・何?」
途端に不機嫌のように低い声で問われる。 情事後の蜜の濃い時間を抱き合いながら過ごすのが好きなカガリの恋人は、思っていたよりもロマンティックな性質なのか、触れ合う身体を離そうとするカガリの行動が嫌だったのだろう。
「いや・・・だって、暑いだろ?」
「あぁ・・・悪い・・・冷房いれるか」
理由に納得したのか、アスランは上半身を起こしリモコンを押した。
「すぐ、涼しくなるよ」
にこにこと微笑みながら、再びカガリの腰に手を回し身体を密着させた。 カガリとしては軽くシャワーを浴びて、さっぱりさせたいところだったのだが・・・
それでも、肌を触れ合わせながらゆったりと時を過ごす事は本当はカガリだって大好きな時間であって・・・ため息をつきながらも、結局はアスランの胸にすり寄った。
――――――
「カガリ・・・ちょっと寒くないか?冷房・・・」
「でも、これ除湿なだけだぞ?温度もそんな低くないんだけどな・・・・・壊れたか・・・?」
「まいったな・・・切るとそれはそれで暑いし・・・」
「・・・・・・アスラン・・・・・・」
「ん?」
「も、もうちょっと密着してたら、寒くないんじゃないか・・・?////」
「・・・・・・・・・・・」
「な、何だよ!!!////意外そうな顔して!!!」
「いや、カガリからお誘いがあるとはめずらしいこともあるんだな〜と・・・・」
「べ、別に誘ったわけじゃない!!!ただ、寒いならくっつくのが一番だっ、きゃぁっ・・・!!」
「じゃ、遠慮なく密着させてもらおうかな・・・・離れてるとこがないくらい・・・溶け合うみたいに・・・」
わざと低く落とされた声色に、びくりと身体を震わせてカガリは降りてきた唇を愛しそうに受け止めた。
あとがき
最近暑いよねって話です(笑
どっちかっていうとアスランのが先に暑さに音をあげそうですが、ロマンチックアスランが降臨されてしまったのでしょうがない・・・略してロマアス(orz
題名訳:暑かったり寒かったり
相変わらずネーミングセンスないのに泣けてくる!
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