【嘘つき彼女の後悔 中編】

昔からちょいやりたかったネタだけに長くなっちゃいますね〜〜〜〜・・・・                                                                                                 文才無いからまとめるのへたなのがよう分かります・・・(涙


10/13 途中までアップします〜〜〜。腹痛のためダウン・・・また明日の午前中にでも頑張ります!!


10/15 またまた途中までで〜〜〜〜〜す!!アスランとカガリが絡んでないと「いまいち進みがたいですね〜〜〜〜〜(汗


10/17 うん!ごめん!!何だこのシリアス展開(笑 取りあえず、サクジロウの書くアスランの中でも1・2を争うほどにはっきりしない男に出来上がったもんだよ(爆                                                                                                        まぁ、いいです・・・今回の目的はシンとカガリの性別を超えた超友情を書きたかっただけっすから〜〜〜〜!!長すぎなのでまたお得意の前・中・後に分けます〜〜〜〜。ので、まだまだ続く!!やったねきゃっほぅい!!(もう皆疲れたって・・・←ほんっとうにごめんなさいですorz

嘘つき彼女の後悔 中編


初めて会ったときなんか覚えてはいない・・・気づいたらいつも隣にいた・・・


―――――


お隣の家に暮らしていて、父親同士が昔からの友人。                                                 アスラン自身も兄のキラとは親友だったし、彼の両親は共働きだったから必然的に専業主婦の母がいる家に遅くまでいることになってた。


朝は寝起きの悪いキラが起きるまで一緒に朝食を取って話し、カガリが学校に通うようになれば登校の時間も、並んで歩くようになった。帰ればもちろん遊びに来ていたり、勉強していたりで傍にいたしでほとんど兄妹同然の状態で過ごしてきた。                                                           たまに、アスランが自分の家に帰って姿を見せないと逆に違和感を感じてしまうほどに・・・


そして、気づかされた自分の気持ち・・・


兄妹みたいに過ごしてきた。キラとまるで変わらない自分との関係・・・                                                              幼い頃なんて本当の“兄”なんだと信じて疑わなかった・・・                                                                                                       キラも“兄”、アスランも“兄”・・・それでも年を重ねるたびに、想う気持ちの種類が違うことに否が応でも気づかされる・・・


「私は・・・・アスランがこのまま私の“兄”であることを望んでないんだ・・・・」


なってほしいのは兄ではなくて、妹のように感じて欲しいわけでもなくて・・・


そして訪れたのはカガリにとってのチャンスともいうべき展開。                                             研究所を移動することになったヒビキ家父とザラ家の両親。それについて行く事になったヴィアの提案で、ヒビキ兄妹とアスランの同居が持ち上げられた。                                                理由は高校生のカガリが1人で暮らすのは危ないということと、入社したての新人社員であるキラとアスランが家事一切をするのは大変であるということ。そしてそれは、同居という形を取れば互いのリスクを補えるのだ。                                                                                          小さい頃からヴィアに叩き込まれているおかげで、カガリはある程度の家事は難なくこなせる。                                                                                                            誰一人反対する者もなく、満場一致で同居の話は進んだ。


そして始まった同居生活。                                                                                               始まったばかりの頃は、それこそ親のいない状態の生活に緊張もあったものの、生活のリズムを掴めれば、兄妹同然の3人が今までとなんら代わりのない生活に戻るのは、あっという間のことだった。


そう、今までとなんら変わらない生活。                                                                                                 兄2人と、妹1人という構図・・・


変化を求めたカガリが、きわどい格好で近づいてみても風邪を引くと説教を受け、雷が鳴っていて怖いから一緒に寝たいと言えば、カガリ以上に怯えるキラが混ざりこんできて結局3人でキラを挟んだ川の字になってしまい、またこれも失敗・・・。


何も変わらないアスランの態度に、落ち込んでいたカガリの相談を受けていたのは高校で知り合い、すぐに気の合う親友になったシン・アスカだった。


「それって向こうもどうしていいか分からないってやつじゃなくて?」


「まさか・・・あいつ全然態度変わらないんだぞ?多分、本当に妹としか見てないんだよ。」


「だからさ、今まで妹同然に暮らしてきたわけだろ?それが、いきなり女として見てくれ!っていうような態度に出たとしても気づけないし、気づいてたとしてもどうにも出来ないだろ?今までは自分は兄の気分だったんだから。」


「あ〜〜〜〜・・・一理あるかも・・・。じゃあ、どうすればアスランはその兄っていう思考から抜け出てくれるんだよ?」


「何かきっかけがあればいいんだけどな〜〜〜。いっそ押し倒してみれば!?・・・あ〜〜〜でも、カガリの体型じゃあそいつもその気になるかっていうとなぁ〜〜〜〜」


「何か言ったか?シン・・・・・」


「はんひほ、はいへふ(何にも、無いです)・・・・・」


「はぁ・・・・・。きっかけかぁ〜〜〜〜〜・・・・」


そうして2人で何日も頭をつき合わせて考え出した、“計画”・・・                                                それが今回の「僕たち付き合うことにしました宣言」だった・・・。



―――――――――――――


「よしカガリ!!次はデートだ!!」


バンッと、大きな音を立てて机を叩きながらシンが笑顔で提案する。


「・・・・・はぃ?」


机に肘を付いたままやる気なさげに、立ち上がったシンを仰ぎ見るカガリ。返事からすでに力の抜けてる様子に、シンはカガリの腕を引っ張り無理やり立たせて視線を合わせると、同じ言葉を繰り返す。


「だ〜か〜ら!デートだ!デートするんだよ!!」                                                                                                                              「私とおまえとがか?何の冗談だよ・・・」                                                                                               「おっまえ・・・いいかげん落ちてる場合じゃないって!!まだあきらめるのは早いって言っただろ!?作戦だよ作戦!!作戦第二案開始だ!!」                                                                   「作戦・・・・・?私とお前がデートするのがか?どうせ、この間みたいに「いいよいいよ、キラは俺が抑えとくから。楽しんでおいで・・・」な〜〜〜んて展開になるんじゃないかなぁ・・・?」


おそらく言われるであろうアスランのモノマネを交えつつ、あながちモノマネでは済まない気のする予測に落ち込み肩を落としため息をついた。


「この間みたいに、ちょっと付き合ってま〜すみたいな宣言しただけじゃ現実味がないのは分かってるって!重要なのはあいつの前でカップルらしさを見せ付けて、カガリがどこぞの男と付き合ってるって意識させることなんだよ!!」                                                    「え・・・?ちょっ!アスランの前でか!?」


シンの意外な提案にカガリは目を丸くさせて驚き声を上げた。


「そうだよ!!あいつの前でべたべたしてみれば、ひた隠しにしてる奴の嫉妬心もだだ漏れになるに決まってる!!そうなりゃもう、こっちのもんだ!!どうよ、俺の考えは!?」                                                                                                        「じょ、冗談じゃない!!デートでべたべたってあれだろ!?手ぇ繋いで、肩組んで、2人で1つのアイス食べちゃったりして、ご飯はもちろん食べさせあいっこで、挙句の果てにはき、きききき・・・キス・・・とかしちゃったりする、あれか!?そんなんお前と出来るか!!」                                                                                                   「馬鹿か!!それ、只単にカガリがあいつとしたいだけだろ!!?出来て肩組むまでだよ!!俺だって遠慮する!!」


シンの突っ込みで、自分の思考が突き進んでいたことに気づきカガリは真っ赤になり俯いた。


「あっはは、だよな〜〜〜!!/////・・・・ごめん・・・・」                                                                                                    「・・・・ま、まぁ、取りあえず奴もその目で確認すれば少しはあの鉄壁仮面をはがすだろ!作戦実行はあいつの出かける日だからな!!ちゃんと確認してこいよ!」                                                                                              「・・・・・・・うん・・・・・・」


上手い作戦が思いついたと、意気揚々としているシンとは対照的に何か嫌な予感を感じてならないカガリはいまいち乗り気でなく、せっかくの協力をこころよく返事をすることが出来なかった。


―――――――――――――


「あ、あのさ〜・・・今週の日曜日って・・・2人とも何か用事・・あるか?」


その日、カガリは仕事から帰ったキラとアスランと食事を取っている間、今日の帰りにさらに念押しされたシンの発案を取りあえずは乗ってみることにし、話を切り出した。


「ん?別に特にないよぉ?アスランは?」                                                                                「俺・・・・?あ〜・・・ごめん・・・ちょっと用事・・・。カガリ、どっか行きたいとこでもあったのか?」                                                                                                       「い、いや、いいんだ!!久々に3人で出かけたいなって思っただけだから・・・。別に今度空いてる時でもいいし!!」                                                                                          「そういえば随分長い間3人で出かけるってしてないよねぇ・・・。アスラン、日曜の用事ってどうしても空けられないの?せっかくカガリが誘ってくれてるんだしさぁ・・・」                                                        「い、いいんだよ!!別に今度でも!!」                                                             「来ないと髪の毛ひんむくって言われて・・・・あ、いやいや・・・・それに・・・・カガリ・・・」                                       「ん?」


「せっかく彼氏が出来たんだし、休みの日は彼に付き合ってもらえばいいよ。あんまり俺たちばっかりかまってると、彼氏がやきもちやくんじゃないか?」


「・・・・・・え?」


アスランから放たれた言葉に、カガリは一瞬頭が真っ白になり何も考えられなくなった。                                            ようやく鈍い思考が戻ってきて、冷え切った自分の心にカガリは唐突にこの恋の結末を感じてしまった。


「だぁ〜〜〜〜!!何なのさアスラン!!君馬鹿になっちゃったの!?カガリに彼氏なんていません!!変な妄想事言ってると宇宙の果てで細切れにするよ!?」                                                            


隣で怒鳴っているはずなのに、随分遠くからキラの声が響いている気がして耳鳴りがした。                                                                                                                                                          それなのにアスランの声だけは冴え渡るようにクリアな声でカガリの耳元に入ってくる。


「いいかげん認めてやれよ、キラも。・・・妹の恋も応援できないのか?お前は・・・」


――――やめてくれアスラン・・・私が悪かったから・・・嘘ついて騙したから・・・ごめん・・・だからもう・・・やめて・・・!!


「せっかく俺たちの妹が幸せになろうとしてるのに・・・」


「私はアスランの妹なんかじゃない!!!」


決定的な言葉を聞きたくなくて、大声を出しアスランの言葉をさえぎった。


「・・・・カガリ?・・・どうしたの・・・?」                                                                            「・・・・・・カガリ・・・・・」


大声を出した衝撃で、肩で息をしながらカガリが顔を上げると、傷ついたような表情で自分を見つめ揺れる緑色の瞳と視線が合った。


「あっ・・・・ご、ごめん!!そうだよな、せっかく出来た彼氏なんだし・・・週末はシンとデートでもするかな!!・・・・じゃ・・・・私・・・課題あるから・・・」


もうこれ以上その場にいられないと言う様に、背を向けカガリは部屋に駆け戻った。後ろから自分を呼ぶキラの声がかすかに聞こえたが、カガリが足を止めることは無かった。                                                                                                            


「妹・・・・・じゃないよ・・・・・・アスラン・・・・・」


分かってしまった恋の結末、それでも納得できないのは自分の素直な気持ち。                                                          どうにかして振り向いて貰いたいのに、もうどうにもならないことを突きつけられたら・・・そうしたら自分はどうしたらいいのだろう・・・?


八方塞の自分の状況に、カガリは窓の外の月を仰ぎながら一滴の涙を流した。


「シン・・・・ごめん・・・・・私、もう頑張れそうにないよ・・・・・」


―――“妹”以上の関係を築こうなんてしないから・・・せめて夢だけは見させて・・・。お願いだから、貴方が私の夢を否定しないで・・・・アスラン・・・・ 


――――――――――――――――――


「カガリ・・・・・その・・・・・ごめん・・・・」


「あっはは!何だその顔!!・・・・・よかったなシン!それと・・・こっちこそごめん・・・変なことにつき合わせて・・・“彼女”に誤解が無いといいんだけど・・・」


「それは・・・大丈夫。ちゃんと説明するから・・・・」


翌日、カガリはキラともアスランとも顔を合わせないように、まだ2人の起きてない早朝に家を出た。                                                                                                                                                                                 腫れた目元を前髪で隠し学校へ行くと、誰もいないと思っていた教室の、しかもど真ん中には正座でカガリを待ち構えるシンの姿があった。                                                                                                               


理由を聞いてみれば、自分であれだけ豪語して置いた例の計画にもう協力出来なくなったから・・・ということ。                                                                                                         


今日、自分から断りの話を切り出そうと思っていたのをシンが唐突に言い出したことにちょっとの同様と安心感を持ちながら一応理由を聞いてみると、長年シンが片思いしていた幼馴染と昨日の夜ようやく想いが通じたということだった。                                                                              自分が恋をあきらめたその夜に想いが通じたとは、何て世の中不公平で出来ているのかと思いながら、本当は幸せの絶頂であるはずの親友が自分のせいで幸福を素直に喜べなくなってることに気づくと、情けなさにカガリは再び涙を流し、シン同様に床にへたり込んでしまった。                                             


そうして、慌てふためきながらも背中をさすってくれた親友にカガリが全てを話し終えると、やはりシンが最初に口にしたのは「ごめん・・・」の言葉だった。


「でも・・・その、やっぱり俺・・・!!」                                                                                    「いいんだ!!本当にもう・・・・・。頑張るとか頑張らないじゃないんだ・・・きっと。何があってもアスランは私を妹以上に見ることはないんだよ・・・。だから・・・本当にありがとうシン・・・・せめてお前だけでも幸せになってくれ・・・・・」


精一杯のエールを送る。それが自分が親友に出来る今、精一杯のことだから・・・


「・・・・・・カガリ・・・・・」


「私さ・・・今すぐは無理だけど、もうアスラン以上に好きになる人も出来ないと思うけど、せめてあいつが私に求めてる“妹”に近づけるよう頑張って・・・


「・・・・カガリ・・・・あきらめんなよ・・・」


「!!・・・・・・シン・・・」


「怖いの分かるけど・・・もし気持ちばれて妹としても見られなくなったらどうしようって、カガリが怯えるのも分かるけど・・・!!でも、あいつは兄じゃね〜し、カガリも妹じゃない!いつかは絶対そんな偽者の兄妹関係崩れるに決まってんだ!!それなのに・・・」


「だってアスランが私に求めてるのは“妹”何だぞ!?・・・それを私に壊せるわけが・・・」


「俺には・・・・そうは見えなかった・・・・」


ぽつりとつぶやいたシンの言葉に、激情に叫んでいたカガリは静かになり、シンを見つめた。


「俺には・・・・あいつがとてもカガリを妹のように見つめてるとは思えなかった。俺だって妹いるし・・・好きな奴だっているから・・・分かるんだ・・・・。すごく優しくて、慈しむように見守ってるって感じで・・・・あんなん妹に対する目じゃないね・・・・。すくなくとも、俺には“妹”って言葉で誤魔化してあいつ自身が自分の気持ちに鈍感になってるようにしか感じられなかった・・・・・。」


「・・・・・・・・・・・・・・・」


「だから・・・・・あきらめるなカガリ・・・・!」


「・・・・・・・・・・嘘だ・・・・ぁ」


「嘘じゃない!!それとも、親友の言葉が信じられないってのか!?」


「!!」


力強い言葉に、カガリは心が震えるのが分かった。                                                            教室にはすでに生徒たちがまばらに入ってきては、何事かと様子を覗いていくが、カガリは今度は嬉しさに涙を流しながら笑顔になり、お礼を言った。                                                                                                              目の前でわたわたと、自分を泣き止ませようと必死な親友に「ありがとう」・・・を・・・


―――素直に想いを告げてみよう・・・。親友の言葉を信じて、どうせはいつか駄目になってしまう関係なら、私は今・・・・後悔しない道を進もう・・・・


続く!!


                                                                                                                                                                                                           




Posted by サクジロウ
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2007/10/14 13:13 | | edit posted by
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